受験の記録

 私が第14回磁気共鳴専門技術者認定試験に合格するまでの過程をまとめました

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認定試験申請資格の取得

 まず日本磁気共鳴専門技術者認定機構(JMRTS)のHPで認定試験要項を確認しました
 本試験の受験票を入手するために以下の認定試験申請資格6つの取得が必要となります
 認定試験の申請受付期間は11月~12月上旬です
 それまでに申請資格を全て満たしておく必要があります

(1)構成団体への在籍

 申請時に構成7団体のいずれかに在籍して丸2年以上を経過した者
 ①日本磁気共鳴医学会
 ②(社)日本医学放射線学会
 ③放射線科専門医会・医会
 ④(社)日本放射線技術学会
 ⑤(社)日本放射線技師会
 ⑥(社)日本臨床衛生検査技師会
 ⑦(社)日本医用画像システム工業会 

 私はJARTに加入しています
 入会さえしていれば時間経過で条件クリアできます

(2)MR操作経験

 経験年数については不問

(3)学術成果

 MRに関する学術研究発表を3回以上、もしくは学術誌への論文1編以上を有すること
 ・学術研究発表:JSRTの地方部会またはJARTの地域学術大会以上の学術大会を指す
 ・研究会や県・地方会の技師会での発表は含まない
 ・論文:査読のある学術誌(地方部会や研究会、商用雑誌に掲載されたものは含まない)
 ※特例:JARTの会員については、以下のA)、B)双方の項目を受講、取得していれば 上記(3)が免除される
  A) 生涯教育の診療放射線技師基礎講習 医療基礎コースの3科目を受講している方、 もしくはアドバンス診療放射線技師以上を取得している方
  B) 基礎技術講習の「MRI検査」を受講している方、もしくは旧MRI検査技能検定を取得している方

           項目   必要書類等
1 医療安全学 基礎講習 医療基礎コース 認定証書の写し
2 救急医療学 基礎講習 医療基礎コース
3 医療社会倫理学 基礎講習 医療基礎コース
旧) 医療顎
4 MRI検査 基礎技術講習
旧) MRI検査技能検定

認定証書の写し or
合格証書の写し

5 技師格   アドバンス診療放射線技師以上 カードの写し

 注)上記の講習および技能検定は一度受講、取得していれば永年有効です
 ご自分の取得資格はJARTのwebサイト(JART情報システム)で確認できます

 私はJART会員であるため、特例の条件のA) 生涯教育の診療放射線技師基礎講習 医療基礎コースの3科目を受講およびB) 基礎技術講習の「MRI検査」の受講を満たしてクリアとしました
 学術成果と比較すると時間はかかりますが楽だと個人的には思います
 ここでは特例での進め方を紹介します

A)基礎講習 医療基礎コース

 まずJARTのHPでマイページにログインします

 「e-ラーニングを利用する」へ進みます

 「ADセミナー」へ進み、3コースそれぞれ受講します
 3コース全て無料で受講できます

 各コースの単位認定試験に合格する必要があります
 単位認定試験は○×形式で出題されます
 何度でも受験可能なので安心して受けることができます
 確認試験に合格すると、郵便で認定証書が届きます

 ただし、救急医療学だけはこの単位認定試験に加えて、消防署主催の上級救命講習等を修了する必要があります
 救急医療学および上級救命講習の詳細はこちらからご確認ください
 上級救命講習にも講義と実習の最後に簡単な確認テストがあります
 上級救命講習の確認試験合格後、修了証をいただきました

B)基礎技術講習 MRI検査

 JARTのHPのトップページから開催情報を確認しマイページから受講申請します

 都市部での開催が多いです
 地方の人にとっては移動の面で若干苦しいかもしれません
 講習の内容は朝から夕方までひたすら座学を受け、最後に○×形式の確認試験を受けて終了となります
 試験の内容は講義資料に沿った内容となっていました
 おそらくその時の講師の先生が作成しているのだと思います
 友人が別のタイミングで受講したときの問題と比べると問題が異なっていたそうです
 この基礎技術講習では講習受講に対しての修了証書と確認試験合格に対しての合格証書がそれぞれ手に入ります

(4)装置の精度管理

 機構が提示した装置の精度管理に関する性能評価ならびに指定の科目の測定結果を提出する
 性能評価試験項目はこちら
 
 自施設の装置で性能評価を行い、その結果をレポートにまとめて提出しました
 性能評価を行う際に使用した参考書籍等はこちらで紹介しています
 私は参考書籍③、参考HP②、参考資料①を使用しました 
 
 唯一の難点が「スライス厚測定」では専用の測定用ファントムが必要になることです
 私の施設にはファントムがあったため問題ありませんでした
 このファントムは高額なため入手するのは難しいです
 自施設にファントムが無い場合は他施設で行うorファントムを自作することになります
 
 測定後のレポート作成がけっこう面倒でした
 レポートに撮像条件の記入漏れや計算式の間違い等がある場合、受験できません
 その場合は翌年度の再受験となります
 自施設に資格所有者がいる場合は、その方にお願いしてレポートを添削していただくと良いかと思います

(5)施設の安全管理

 被検者ならびにスタッフのための施設が備えている安全管理マニュアルを提出する(これを機に施設の安全管理マニュアルを作成していただければ結構です)

 自施設の安全管理マニュアルをA4用紙で提出しました
 内容について認定機構側からの指定はありません
 自施設の安全管理マニュアルのMRIに関連する部分を抜粋するのでよいかと思います 

(6)安全管理講習会の受講

 試験当日に開催します安全管理講習会を受講してください
 
 試験当日に受講するため、放置で構いません
 午前試験に引き続き、同会場でスライドによる講義を受講しクリアとなります
 受講後、受験票に受講証明の押印がもらえます
 この講習会の内容が午後の試験問題として出題されるので、しっかりと聞いてください

認定試験申請手続き

 申請受付期間になったらwebでの登録と書類の郵送を行います

(1)Webで認定試験受験申請を登録

 web申請用紙に必要事項を入力します 
 

(2)web申請用紙のプリントアウト

 下段にサインをして郵送の際に同封します

(3)必要書類の郵送

 私は初回申請者のため、申請用紙の初回受験用提出書類1~5に記載されている書類を郵送しました
 1.学術成果
 生涯教育の診療放射線技師基礎講習 医療基礎コース3科目の認定証書とMRI基礎技術講習の認定証書それぞれのコピー
 2.精度管理評価データ
 3.安全管理マニュアル
 4.書類審査料(3,000円)の振込控えコピー
 5.返信用封筒(レターパックライト/宛先明記)

 これで、手続きが完了しました
 この後機構の方で書類審査されて1月中旬頃に通知が来ます
 審査通過の場合、受験票が同封されています
 2019/1/22 無事に受験の案内と受験票が送られてきました
 認定試験料7000円を振込後、あとは本試験に向けて勉強するのみです

本試験

 本試験についての解説や感想です
 今後、出題基準など改変されることもあると思いますのでこちらで最新情報をご確認ください

試験プログラム

 9:50-10:50 筆記試験(1)  基礎物理,撮像技術,応用技術,読影技術など

 11:10-12:00 安全管理講習会(1) 静磁場,変動磁場,RF波の人体への影響

 12:00-13:00 お昼休憩

 13:00-13:50 安全管理講習会(2) MR装置の安全性とその対策

 14:10-15:10 筆記試験(2)  保守管理,安全性,アーチファクト,解剖など

 

 筆記試験(1)、(2):ともに1時間で25問の計50問
 出題形式:5つの選択肢から正しいものを1~3つ選択する
 合格点は30/50問
 四則演算のみの電卓は持ち込み可能

試験を受けた感想

 受験当時の感想が残っていました

 ・時間的には余裕があった
 ・解きながら自分の知識不足を痛感した
 ・初見の問題は手も足も出ない
 ・第13回までの試験では、設問や選択肢が以前の試験問題と全く同じものが出題されることが多かったが、今回(第14回)は無かった
 ・過去問の類題を取りこぼすときつい
 ・過去問の類題はおそらく30問前後出題されている
 ・画像問題は難しい
 ・保守管理に関する問題は稼ぎポイント
  性能評価を体験しているため比較的解きやすい
  1問も落としたくないです
  逆にここを取りこぼすと30問の壁がきつくなってくる
 ・お昼休憩の前後で行われる安全管理講習会では、午後の筆記試験に出題される問題についての解説も含まれているので、しっかりと聞く
  14回の午後筆記試験では講習会の内容から4問出題されました
 ・最低限過去問だけでもしっかりと対策しておけばある程度は得点できる
 

受験年表

以上の取り組みを受験年表にしました
ゆっくりとしたペースで進めていたので約2年かかりました
認定試験申請資格の取得に時間がかかっています
以前から学術団体に所属していて学術成果がある方ならば、もっと短期間で取得できそうです

                活動
2017/5/27 診療放射線技師基礎講習「MRI検査」 大阪府 受講
2017/6/1 平成29年度 ADセミナー 「医療安全学」「医療社会倫理学」 認定
2017/7/1 診療放射線技師基礎講習「MRI検査」 大阪府 認定
2017/7/23 上級救命講習 修了
2017/9/1 平成29年度 ADセミナー 「救急医療学」 認定
2018/1/28 2017年度磁気共鳴専門技術者認定試験 直前勉強会 受講
2018/6-7月 性能評価の測定、レポート作成終了
2018/8月 安全管理マニュアル作成 作成終了
2018/11月
認定試験受験申請書類の郵送 受験申請完了
2019/1/22 申請書類の合否通知が届く 受験票入手
2019/1/27 2018年度磁気共鳴専門技術者認定試験 直前勉強会 受講
2019/3/3
第14回磁気共鳴専門技術者認定試験 受験
2019/3/18 第14回磁気共鳴専門技術者認定試験 合否通知が届く

 

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