撮影・読影技術

頭部 (臨床)
試17-9、16-26、16-27、15-2、15-37、15-39、14-40、13-16、13-17、12-48、12-49、12-50、11-6、11-9、10-2、10-15、9-33、8-11、8-16、8-17、7-11、7-36、6-3、6-5、5-15
参考PDF① 参考PDF②(P64-65)
脳梗塞
参考書籍:臨床画像P34~
DWI
・虚血による細胞外液浮腫を捉えるために撮影する
・出血性脳梗塞では高信号となることがある
・超急性期ではDWIでのみ異常高信号が描出されることが多い
FLAIR
・FLAIRで異常が明らかになるのには,遅い症例では発症後24時間程度経過した急性期以降になる
・FLAIRでの高信号は血栓を反映した所見と考えられる
(intra-arterial signもしくはhyperintense MCA sign)
・造影剤を用いた灌流画像を撮影して,DWIの病変範囲を比較することがある
脳梗塞発症後のMRI・CT所見の経時的変化
病期
病態
MRI
CT
DWI
ADC
T2WI
...

404 NOT FOUND | 磁気共鳴専門技術者試験 対策ノート

膀胱、前立腺領域
前立腺
試17-39、16-39、15-38、15-39、13-16、12-44、11-12、10-7、10-30、9-6、9-28、8-6、8-35、6-19、5-17
参考HP① 参考HP②
参考ガイドラインPDF
図 前立腺Ax DWI
図 前立腺Ax T2WI
図 前立腺 T2WI Sag
a:膀胱 b:恥骨 c:尿道海綿体 d:精嚢
e:前立腺 f:内尿道口 g:直腸
引用:Case courtesy of Dr Dalia Ibrahim, <a href="">Radiopaedia.org</a>. From the case <a href="">rID: 29986</a>
解剖・画像所見
・区域分類
「辺縁域」「移行域」「中心域」
・McNeal による解剖学的分類
「辺縁域」「移行域」
「中心域」「前葉線維筋性間質(AFS)」
・神経血管束はrectoprostatio angleを走行する
・前立腺外科的被膜
:内腺領域と辺縁域の境界
・前立腺背...

女性骨盤、乳腺領域
女性骨盤
試15-34、15-39、14-42、13-13、13-16、12-49、12-50、11-43、10-1、10-44、9-20、9-28、8-20、8-34、7-7、7-39、4-31、2-15、2-17、1-15、1-17
参考HP① 参考HP② 参考PDF① 参考PDF②
・女性骨盤のMRI検査は病期診断に有用
図 T2WI Sag
1:外層筋層 2:junctional zone 3:子宮内膜 4:膀胱 5:恥骨
卵巣
○卵巣癌
・T1WI:不均一な低信号
・T2WI:嚢胞性の部分が高信号、充実性部分が中~低信号
・造影効果あり
〇卵巣捻転
・所見
:「造影効果なし」
「卵巣の腫大」
「付属器への子宮の偏位」
「腹水の存在」
〇漿液性嚢胞腺腫
参考HP
・T1WIで単胞性の均一な低信号
・T2WIで高信号
・造影効果なし
・DWI(b=1000)で低信号を示す
→ 漿液は粘液物質を含まない比較的さらさらした透明な分泌液であるため
〇卵巣成熟嚢胞性奇形腫(類皮嚢腫/mature cystic te...

冠動脈・心臓
試17-27、17-29、16-19、14-41、12-43、13-14、13-50、10-19、8-7、8-12、8-13、6-35、4-11
参考書籍:撮像技術P301、307
参考PDF① 参考PDF② 参考PDF③
参考HP① 参考HP②
概要
・心臓MRIではradial scanとSSFPシーケンスを組み合わせると更にSNRが向上する
・薬剤負荷を行う際は前処置が必要
・薬剤負荷を行うと、安静期では判断できない冠動脈狭窄の存在を知ることができる
・冠動脈狭窄率が75%以上になるまでは狭窄領域の心筋血流は非狭窄領域と同等に保たれる
・駆出率EF=(EDV-ESV)/EDV×100
EDV:拡張末期容積 ESV:収縮末期容積
撮像法
①Coronary MRA(MRCA)(plaque imaging)
・冠動脈の形態を直接描出するMRA
・冠動脈狭窄病変の評価に用いる
○撮像法
a) selective 3D coronary MRA
・主要な冠動脈の走行に沿って撮像スラブを薄く設定し、呼吸停止下で撮像する
b) whole-h...

MRスペクトロスコピー
試16-9、15-9、14-25、13-19、12-3、12-16、12-18、12-48、11-12、11-24、10-7、10-11、10-24、10-33、9-6、9-7、8-6、8-9、6-40、2-18、1-18
参考書籍:完全解説P116、撮像技術323-341
磁気共鳴スペクトルの医学応用P54、P82
参考HP
参考文献①
参考文献②
概要
・共鳴周波数の差から分子の種類や量を分析(スペクトル表示)する
・水や脂肪の信号を抑制することで代謝物のピークが得られる
・ppm(parts per million)表記は化学シフトの差が
静磁場強度に依存しない普遍的な値
・均一性が重要でシミングが必須
・アクティブシミングは局所磁場を補正する際に
高次成分の補正を行う
・シミングは水抑制なしの励起で行う
1H-MRS
1. N-アスパラギン酸(NAA:N-acetyl-aspartate)
・ピーク:2.0ppm
・正常ニューロンの指標
・神経細胞障害(軸索損傷など)、神経源性の腫瘍、発達障害、神経細胞数減少が起こるとピークが低下する
...

頸部 / 膝関節 / 足関節
頸部
試13-47
概要
・Motion artifactを軽減するため、受信バンド幅を広く設定する
・Metal artifactを軽減するため、T1WIをSE法からFSE法に設定する
・腕神経叢を評価するため、DWIの脂肪抑制法は局所磁場均一性の高いSTIR法を選択する
・T2WIでCSFのflow void artifactが問題となる場合は、GRE法のT2*WIを選択する
SE系のシーケンスでは、CSFの流れの速い頸胸髄の撮像で、CSFと直交するAx面にて本来なら高信号のCSFが無信号を示す(flow void)
・検査依頼内容が脊椎転移性腫瘍の検索目的であった場合、T1WIから撮像する
頸動脈のblack blood imaging
試13-49、11-48、10-43
参考書籍:完全解説P603~
参考PDF①
・呼吸性アーチファクトを軽減するため脂肪抑制を付加して撮像する
・不安定プラークの性状評価には脂肪抑制パルスの付加が有用
・2次元データ収集FSE法で撮像する場合は心電同期もしくは脈波同期が必須
・3次元データ収集再収束フリップアング...

新技術など
Synthetic MRI
試15-13、14-22
参考PDF 参考HP① 参考HP② 参考HP③
○概要
・撮像後に任意のコントラストの画像を計算によって生成する技術
・複数の信号パターンを同時に収集する
・後処理で画像コントラストを作成する
・T1値、T2値、プロトン密度(PD)に基づいてT1WI、T2WI、FLAIRや脂肪抑制画像のように特定の組織の信号値が抑制された画像など任意のコントラスト強調像を作成する
・画像の信号値の理論式を用いたシミュレーションやカーブフィッティングによって、組織定量値が導出される
・GE社の技術でいうところのMAGIC
MRF(Magnetic resonance fingerprinting)
試15-13、14-22
参考HP① 参考HP② 参考HP③
参考PDF① 参考PDF②
○概要
・撮像パラメータを撮像毎にランダムに設定する
→TRごとに異なるFAを設定する
・撮像後に任意のコントラストの画像を計算によって生成する技術
・最適化されたシーケンスにより得られる信号パターンから特定の組織の定量値を...