前立腺
試19-36、17-39、16-39、15-38、15-39、13-16、12-44、11-12、10-7、10-30、9-6、9-28、8-6、8-35、6-19、5-17
参考HP① 参考HP②
参考ガイドラインPDF
図 前立腺Ax DWI
図 前立腺Ax T2WI
図 前立腺 T2WI Sag
a:膀胱 b:恥骨 c:尿道海綿体 d:精嚢
e:前立腺 f:内尿道口 g:直腸
引用:Case courtesy of Dr Dalia Ibrahim, <a href=”https://radiopaedia.org/?lang=us”>Radiopaedia.org</a>. From the case <a href=”https://radiopaedia.org/cases/29986?lang=us”>rID: 29986</a>
解剖・画像所見
・区域分類
「辺縁域」「移行域」「中心域」
・McNeal による解剖学的分類
「辺縁域」「移行域」
「中心域」「前葉線維筋性間質(AFS)」
・神経血管束はrectoprostatio angleを走行する
・前立腺外科的被膜
:内腺領域と辺縁域の境界
・前立腺背部より射精管が合流し中心域を通る
・前立腺中央を尿道が貫く
・正常な辺縁域はT2WIで高信号を示す
・限局性の炎症反応や生検後はT1WIで高信号を示す
→ 診断上、生検後8週間以上の期間を設ける
前立腺癌
・好発部位:辺縁域
・腫瘍マーカー:PSA
・ダイナミック造影
早期相で増強効果あり
後期相でwashout
・DWI
高信号を示す
T2-shine-throughの影響を受けにくい
高信号として描出する場合は、b値は大きくする
・ADC
低信号を示す
正常組織より見かけ上の拡散係数は低値
・T2WI:低信号
高分解能T2WIは小さな前立腺がんや被膜外浸潤の診断に有用
・MRS
コリンのピークが増加
クエン酸のピークが減少
・神経血管束浸潤の評価
T1WIで前立腺背側外側の脂肪が消失・神経血管束が不明瞭を認める
前立腺肥大
参考HP① 参考HP②
・好発部位:移行域
・原因:テストステロンやジヒドロテストステロンの増加
・T2WI:低信号と高信号域が混在
膀胱
試12-45、7-12
参考HP① 参考HP②
・畜尿状態で検査を開始
300mL程度が適正
蓄尿しすぎると筋層の過伸展により逆に評価が難しくなる
・正常筋層は粘膜下層や腫瘍や比べると造影効果が低い
・撮像スライス断面は腫瘍基部の筋層に対して垂直になるように設定し、筋層への深達度を評価する
・T2WI:粘膜下層と筋層の間でコントラストが変化する
・造影早期相
粘膜、粘膜下層、膀胱癌が濃染する
筋層は遅れて淡く染まるため腫瘍と筋層とのコントラストが最も明瞭になる
・膀胱腫瘍の深達度
病期分類 | 深達度 | 画像所見 | 治療法 |
CIS | 上皮内癌 | 筋層の信号線が保たれている | BCG注入療法 |
T1 | 粘膜下層までに留まる | 経尿道的膀胱腫瘍切除術 | |
T2 | 筋層浸潤 | 筋層の信号線が保たれていない | 膀胱全摘+尿路変向術 |
T3 | 筋層周囲脂肪織浸潤 | ||
T4 | 他臓器浸潤 |
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