第15回-問題12

第15回の問題12の正答がわかりません
みなさんの意見を聞かせていただけるとありがたいです
よろしくお願いします

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問題文

脂肪抑制法に関する正しい記述はどれか.2つ選べ.
1. 拡散強調画像には必要不可欠である.
2. モーションアーチファクト低減に寄与する.
3. Dixon 法の opposed phase 画像は脂肪組織が低信号になる.
4. CHESS(chemical shift selective)法は低磁場装置に不向きである.
5. STIR(short TI inversion recovery)法は脂肪の信号を選択的に抑制する.

回答

解説サイト掲示板を確認したところ、選択肢14もしくは24で意見が分かれています

考察

1. 拡散強調画像には必要不可欠である.
脂肪によるケミカルシフトアーチファクトの対策として,脂肪抑制法の併用が必須だと考えますが必要不可欠なのかはわかりません。

2. モーションアーチファクト低減に寄与する.
撮像技術改定2版P148~156
動きのアーチファクトのなかでも、周期的な動きによるアーチファクト(ゴースト)に関して次の記載があった。
「脂肪の信号強度が高くなるシーケンス(T1強調像や高速SE法T2強調像など)において、脂肪の周期運動がアーチファクト源になる場合(胸部、腹部、骨盤部など)に有効である。」
よってこの選択肢は正しいのではないかと考えます。

3. Dixon 法の opposed phase 画像は脂肪組織が低信号になる.
誤り ノート

4. CHESS(chemical shift selective)法は低磁場装置に不向きである.
正しい  ノート

5. STIR(short TI inversion recovery)法は脂肪の信号を選択的に抑制する.
誤り ノート

 

 

 

コメント

  1. ほし より:

    正答2.4と思われます。
    (1が違う理由)
    通常のEPIシーケンスなら脂肪抑制は必要と思いますが、拡散強調画像全てがEPIシーケンスではありません。
    MSDE(i MSDE)やDSDEがその例です。
    特にDSDEは位相分散の影響を受け難いので脂肪の乏しい領域なら脂肪抑制パルスは必要ありません。

    よって正答2.4となる

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