第15回-問題40

第15回の問題40の正答について検討
みなさんの意見を聞かせていただけるとありがたいです
よろしくお願いします

スポンサーリンク

問題文

下図はJIS Z 4951:2017の傾斜磁場出力上限値を示している.正しい組合せはどれか.
横軸(ts, eff)は実効刺激持続時間(ms)とする

回答

解説サイト掲示板を確認したところ、選択肢1もしくは5で意見が分かれています
当サイトでは下記考察より、選択肢1を正答と考えています。
誤り等ありましたらコメントしていただけると助かります。

考察

JIS Z 4951:2017にて傾斜磁場出力上限値を確認すると、選択肢1が正しくなります
しかし、MRI完全解説第2版P670でも同様の図が掲載されており、こちらをもとに回答すると選択肢5が正しくなります
問題文の趣旨に合っているのは1となります。
どのように判断したら良いのかわかりませんが、情報元の信頼度としてはJISのほうが完全解説よりも上でしょうか??

○ほし様のコメント (2021/7)
いかなるモードでも心刺激(期外収縮など)の発生を防ぐことを前提として閾値設定されています。
第二水準管理操作モードであってもそれは同じなので心刺激を閾値とする考えが正しいと思われます。

○さしすせほ様のコメント (2022/3)
MRI 安全性の考え方 第2版 136pに問題と同じ図があり、こちらは選択肢1と同じ記載でした。
また、『第2次水準管理操作モードを含むいかなる操作モードでも、耐えられない末梢神経刺激および心臓刺激が起こる範囲まで傾斜磁場を動作させてはならないとIEC60601-2-33に規定されている。』と記載がありました。

コメント

  1. ほし より:

    正答1と思われます。
    (理由)
    いかなるモードでも心刺激(期外収縮など)の発生を防ぐことを前提として閾値設定されています。
    第二水準管理操作モードであってもそれは同じなので心刺激を閾値とする考えが正しいと思われます。

    • 対策ノートの人 より:

      ほし様

      コメントありがとうございます。
      第二次水準管理操作モードは心筋刺激閾値に相当するということでよいのですかね。

  2. ほし より:

    その考えで良いと思います。
    第二水準管理操作モードは上限値がないのでこれ以上では心刺激を誘発するおそれがあると解釈しています。

    特に心臓は常に拡張収縮を繰り返す臓器であるため体動がない場合でも刺激を誘発する部位となり第一水準管理操作モードであっても条件設定に注意が必要と思います。

  3. さしすせほ より:

    MRI 安全性の考え方 第2版 136pに問題と同じ図があり、こちらは選択肢1と同じ記載でした。
    また、『第2次水準管理操作モードを含むいかなる操作モードでも、耐えられない末梢神経刺激および心臓刺激が起こる範囲まで傾斜磁場を動作させてはならないとIEC60601-2-33に規定されている。』と記載がありました。

    • 対策ノートの人 より:

      さしすせほ様

      情報提供ありがとうございます。
      記事内で共有させていただきました。

error: Content is protected !!