技術分野

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MRエラストグラフィ(MR elastography)

試:17-22、17-26、15-31参考:完全解説P650参考PDF①  参考PDF②  参考PDF③参考HP①   参考HP②   参考HP③参考H④○概要・生体組織内を伝搬する弾性波をMRIにより画像化する・弾性算出法により弾性波画像から弾性率や粘性率を反映した画像を生成する・肝の繊維化の評価に利用される・PhaseContrast法が基本となる 双極性傾斜磁場を用いる 正負の運動符号化傾斜磁場(motionencodinggradient:MEG)を使用する・ずり弾性率G G=ρv2=ρ(λf)2 ρ:弾性物体の密度 v:ずり弾性波の伝搬速度 λ:ずり弾性波の波長 f:ずり弾性波の振動周波数・心拍動の影響で左葉領域の測定値が不正確になることがある・鉄沈着の強い症例では撮像困難
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膵臓、MRCP

試17-3、12-46、12-49、9-14、5-16、5-12、2-15,1-15概要膵臓○T1FSWI・膵臓の輪郭を明瞭に描出できる・脂肪を含むため低信号を示す○T1WI・内包する高蛋白により、腹部で最も信号の高い臓器○濃縮胆汁の場合はTEを短縮すると描出能が向上する○肝動脈が障害陰影となる場合がある○Oddi括約筋の影響により描出能が変化する○エコースペースの短縮は蠕動運動によるアーチファクト抑制効果有り臨床1.膵癌・T1WI:膵実質に比べて低信号・脂肪抑制T1WI:低信号・動脈相で周囲の膵実質より弱く造影され、2相目、3相目で徐々に濃染していく・腫瘤形成性膵炎と膵臓癌の鑑別:内部の均一性、造影効果など2.膵充実性偽乳頭状腫瘍(solid-pseudopapillarytumor、solidandcystictumor)参考HP・出血成分はT1WI:高信号、T2WI:低~高信号・充実部はT1WI:低信号、T2WI:高信号・被膜はT2WI:低信号3.副腎腺腫瘍・腫瘍内の脂肪組織を検出するためにGRE法によるinphase/opposedphaseのdualechoT1WIを撮像する...
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肝臓、EOB・プリモビスト

参考書籍:撮像技術P143-144、完全解説P322参考HP①  参考HP②  参考HP③参考HP④  参考HP⑤試17-26、17-29、15-39、14-43、13-18、13-16、12-47、12-49、12-50、11-22、11-19、10-18、9-18、8-18、6-5、6-6、5-28肝特異性造影剤(Gd-EOB-DTPA)・排泄  胆汁と腎排泄(6割)  健常人は造影剤の約4割は糞中から排泄・細胞外液と肝細胞に分布する・造影剤はトランスポータによって肝細胞に取り込まれる・臨床における通常投与量:0.1mL/kg(0.025mmol/kg)(250mmol/L)・造影剤投与後(ダイナミック) 造影早期相では細胞外液性の造影剤として作用し、血流評価が可能 投与後1分程度から血中および細胞外液に取り込まれはじめる 20分後から肝細胞相での増強効果によって肝細胞機能を評価できる・造影効果 少なくとも2時間持続する 造影効果は肝機能の程度によって変化する 腎機能は関係しない 血漿中のR1(T1緩和度)はGd-DTPA造影剤の約2倍のT1短縮効果を示す・NSF(腎性全身性線維症...
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頭部 (臨床)

試17-9、16-26、16-27、15-2、15-37、15-39、14-40、13-16、13-17、12-48、12-49、12-50、11-6、11-9、10-2、10-15、9-33、8-11、8-16、8-17、7-11、7-36、6-3、6-5、5-15参考PDF①  参考PDF②(P64-65)脳梗塞参考書籍:臨床画像P34~DWI・虚血による細胞外液浮腫を捉えるために撮影する・出血性脳梗塞では高信号となることがある・超急性期ではDWIでのみ異常高信号が描出されることが多いFLAIR・FLAIRで異常が明らかになるのには,遅い症例では発症後24時間程度経過した急性期以降になる・FLAIRでの高信号は血栓を反映した所見と考えられる(intra-arterialsignもしくはhyperintenseMCAsign)・造影剤を用いた灌流画像を撮影して,DWIの病変範囲を比較することがある脳梗塞発症後のMRI・CT所見の経時的変化病期病態MRICTDWIADCT2WI発症直後(0~1時間)(閉塞直後:灌流異常)所見無し所見無し所見無し所見無し超急性期(1~24時間)細胞性浮腫...
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女性骨盤、乳腺領域

女性骨盤試15-34、15-39、14-42、13-13、13-16、12-49、12-50、11-43、10-1、10-44、9-20、9-28、8-20、8-34、7-7、7-39、4-31、2-15、2-17、1-15、1-17参考HP①  参考HP②  参考PDF①  参考PDF②・女性骨盤のMRI検査は病期診断に有用図 T2WISag1:外層筋層 2:junctionalzone 3:子宮内膜 4:膀胱 5:恥骨卵巣○卵巣癌・T1WI:不均一な低信号・T2WI:嚢胞性の部分が高信号、充実性部分が中~低信号・造影効果あり〇卵巣捻転・所見:「造影効果なし」「卵巣の腫大」「付属器への子宮の偏位」「腹水の存在」〇漿液性嚢胞腺腫参考HP・T1WIで単胞性の均一な低信号・T2WIで高信号・造影効果なし・DWI(b=1000)で低信号を示す→ 漿液は粘液物質を含まない比較的さらさらした透明な分泌液であるため〇卵巣成熟嚢胞性奇形腫(類皮嚢腫/maturecysticteratoma/dermoidcyst)参考HP・胚細胞性腫瘍・皮脂腺から分泌された皮脂を含む→ 病変部に巨視的脂肪成分が存在...
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膀胱、前立腺領域

前立腺試17-39、16-39、15-38、15-39、13-16、12-44、11-12、10-7、10-30、9-6、9-28、8-6、8-35、6-19、5-17参考HP①  参考HP②参考ガイドラインPDF図 前立腺AxDWI図 前立腺AxT2WI図 前立腺T2WISaga:膀胱  b:恥骨  c:尿道海綿体 d:精嚢e:前立腺  f:内尿道口  g:直腸引用:CasecourtesyofDrDaliaIbrahim,<ahref="">Radiopaedia.org</a>.Fromthecase<ahref="">rID:29986</a>解剖・画像所見・区域分類「辺縁域」「移行域」「中心域」・McNealによる解剖学的分類「辺縁域」「移行域」「中心域」「前葉線維筋性間質(AFS)」・神経血管束はrectoprostatioangleを走行する・前立腺外科的被膜:内腺領域と辺縁域の境界・前立腺背部より射精管が合流し中心域を通る・前立腺中央を尿道が貫く・正常な辺縁域はT2WIで高信号を示す・限局性の炎症反応や生検後はT1WIで高信号を示す→ 診断上、生検後8週間以上の期間を設...
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冠動脈・心臓

試17-27、17-29、16-19、14-41、12-43、13-14、13-50、10-19、8-7、8-12、8-13、6-35、4-11参考書籍:撮像技術P301、307参考PDF①   参考PDF②  参考PDF③参考HP①   参考HP②概要・心臓MRIではradialscanとSSFPシーケンスを組み合わせると更にSNRが向上する・薬剤負荷を行う際は前処置が必要・薬剤負荷を行うと、安静期では判断できない冠動脈狭窄の存在を知ることができる・冠動脈狭窄率が75%以上になるまでは狭窄領域の心筋血流は非狭窄領域と同等に保たれる・駆出率EF=(EDV-ESV)/EDV×100EDV:拡張末期容積  ESV:収縮末期容積撮像法①CoronaryMRA(MRCA)(plaqueimaging)・冠動脈の形態を直接描出するMRA・冠動脈狭窄病変の評価に用いる○撮像法a)selective3DcoronaryMRA・主要な冠動脈の走行に沿って撮像スラブを薄く設定し、呼吸停止下で撮像するb)whole-heartcoronaryMRA・心臓全体を一度に3Dにて撮像する・SSFPシーケンスに脂...
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MRスペクトロスコピー

試16-9、15-9、14-25、13-19、12-3、12-16、12-18、12-48、11-12、11-24、10-7、10-11、10-24、10-33、9-6、9-7、8-6、8-9、6-40、2-18、1-18参考書籍:完全解説P116、撮像技術323-341磁気共鳴スペクトルの医学応用P54、P82参考HP参考文献①参考文献②概要・共鳴周波数の差から分子の種類や量を分析(スペクトル表示)する・水や脂肪の信号を抑制することで代謝物のピークが得られる・ppm(partspermillion)表記は化学シフトの差が 静磁場強度に依存しない普遍的な値・均一性が重要でシミングが必須・アクティブシミングは局所磁場を補正する際に 高次成分の補正を行う・シミングは水抑制なしの励起で行う1H-MRS1.N-アスパラギン酸(NAA:N-acetyl-aspartate)・ピーク:2.0ppm・正常ニューロンの指標・神経細胞障害(軸索損傷など)、神経源性の腫瘍、発達障害、神経細胞数減少が起こるとピークが低下する・中枢神経系障害を呈する白質変性症であるCanavan病はNAAが特異的に上昇する2...
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磁化率 / バンディングアーチファクト

磁化率アーチファクト試18-19、17-19、16-21、15-22、15-36、14-37、12-23、9-31、8-31、4-34、2-14、1-14参考HP①   参考HP②図 磁化率アーチファクト図 オーラ(Aura)サイン 原因:増毛パウダー              ・位相エンコード方向に出現する・出現しやすい条件「EPI>GRE>SE>FSE」「180°パルスを用いない撮像法」「リフォーカスパルスを用いない(GRE系列)」「静磁場強度が大」「TEが長い」「スライス厚が大」「ピクセルサイズ、ボクセルサイズが大」「組織間の磁化率の差が大(空気や鉄イオンの存在)(肺,頭蓋底,副鼻腔,腹腔内等)」・チタン合金はコバルト・クロム合金よりアーチファクトの影響が少ない・対策「SE法を使う」「低磁場装置を使用する」「TEを短くする」「スライス厚を薄くする」「バンド幅を広くする」「ピクセルサイズを小さくする(マトリクス数を増やす)(FOVを小さくする)」「VAT法(viewangletiltingによる撮像スライス面内における歪み補正機能)の使用」(シーメンス社)金属(強磁性体)アーチファ...
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頸部 / 膝関節 / 足関節

頸部試13-47概要・Motionartifactを軽減するため、受信バンド幅を広く設定する・Metalartifactを軽減するため、T1WIをSE法からFSE法に設定する・腕神経叢を評価するため、DWIの脂肪抑制法は局所磁場均一性の高いSTIR法を選択する・T2WIでCSFのflowvoidartifactが問題となる場合は、GRE法のT2*WIを選択するSE系のシーケンスでは、CSFの流れの速い頸胸髄の撮像で、CSFと直交するAx面にて本来なら高信号のCSFが無信号を示す(flowvoid)・検査依頼内容が脊椎転移性腫瘍の検索目的であった場合、T1WIから撮像する頸動脈のblackbloodimaging試13-49、11-48、10-43参考書籍:完全解説P603~参考PDF①・呼吸性アーチファクトを軽減するため脂肪抑制を付加して撮像する・不安定プラークの性状評価には脂肪抑制パルスの付加が有用・2次元データ収集FSE法で撮像する場合は心電同期もしくは脈波同期が必須・3次元データ収集再収束フリップアングル法で撮像する場合、血管走行に対して平行に撮像断面を設定する・可動性プラークの...
アーチファクト

化学シフト(ケミカルシフト)アーチファクト

試18-19、18-21,17-19、16-2、16-21、16-25、15-20、14-12、14-38、13-24、11-40、11-28、10-49、9-31、9-37、9-38、8-31、7-12、7-21、6-30、6-27、5-31、5-33、5-5、4-32、3-15、2-4、2-16、1-4、1-16参考書籍:撮像技術P169、完全解説P319、     パワーテキストP192ケミカルシフト・共鳴周波数は局所の水素原子核がどのくらいの磁場の影響を受けているかによって決まる・脂肪は水よりも電子の数が多く、脂肪が受ける磁場の強さは水よりも約3.5ppm弱い→ 弱くなると脂肪の共鳴周波数は小さい方へシフトする→ 上記過程で共鳴周波数が違ってくることをケミカルシフトという・ケミカルシフトの影響は磁場強度に比例する・水と脂肪の中心周波数の差=プロトンの周波数42.6×106×静磁場強度×ケミカルシフト3.5×10-6(3.5ppm)・In-Phaseを繰り返す周期=1/水と脂肪の中心周波数の差ケミカルシフトアーチファクト  図 ケミカルシフトアーチファクト (シングルショットEP...
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位置ずれ系のアーチファクト

モーションアーチファクト試12-22、5-12・原因:「患者の体動(眼球や嚥下運動)」「呼吸運動」「血管・脳脊髄液・心臓の拍動」「腸管運動」・位相エンコード方向に出現・対策:「呼吸同期」「飽和パルス(プリサチュレーションパルス)の印加」「位相エンコード方向を変える」「流れ補正用の傾斜磁場(リフェーズ用傾斜磁場)を印加」「信号加算回数を増加する」折り返しによるアーチファクト(エリアシングアーチファクト)試17-20、16-13、15-20、14-36、12-20、11-8、11-28、11-36、9-31、8-31、5-20、2-2、2-14、1-2、1-14参考PDF・発生:「FOVより外の組織が折り返す」「どの方向でも発生する」「位相エンコード方向で目立つ」・原因:「データサンプリング間隔が広すぎる」「被写体がFOVよりも大きい」「エイリアス信号」「サンプリング間隔が標本化する周期の半分より大きい」・対策:「位相エンコード数を増やす」「FOV外側への飽和パルス(プリサチュレーションパルス)の印加」「FOVを大きくする」「SENSEアルゴリズム(パラレルイメージング)法」「Rファクター...
技術分野

新技術など

SyntheticMRI試15-13、14-22参考PDF 参考HP① 参考HP② 参考HP③○概要・撮像後に任意のコントラストの画像を計算によって生成する技術・複数の信号パターンを同時に収集する・後処理で画像コントラストを作成する・T1値、T2値、プロトン密度(PD)に基づいてT1WI、T2WI、FLAIRや脂肪抑制画像のように特定の組織の信号値が抑制された画像など任意のコントラスト強調像を作成する・画像の信号値の理論式を用いたシミュレーションやカーブフィッティングによって、組織定量値が導出される・GE社の技術でいうところのMAGICMRF(Magneticresonancefingerprinting)試15-13、14-22参考HP①  参考HP②  参考HP③参考PDF① 参考PDF②○概要・撮像パラメータを撮像毎にランダムに設定する →TRごとに異なるFAを設定する・撮像後に任意のコントラストの画像を計算によって生成する技術・最適化されたシーケンスにより得られる信号パターンから特定の組織の定量値を抽出する・データベースとの比較及び推定によるシミュレーションによって、組織定量値...
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