試:19-23
目的
ゴースト信号の振幅を測定し、それを平均信号の振幅及びシステムノイズレベルと比較する
撮像条件
・試験器具サイズ:画像FOVの50 %以上であってはならない
・撮像中心:アイソセンタの±30 mm
・シーケンス:2次元シングルスライスのGRE法
・撮像面:
横断面(周波数エンコード方向:上下方向)
矢状面(周波数エンコード方向:体軸方向)
冠状面(周波数エンコード方向:左右方向)
※この順番に撮像する
・TR:603 ms
・TE:25 ms
・フリップ角:30°
・FOV:
頭部用コイルの撮像領域:250 mm
体幹部用コイルの撮像領域:440 mm
コイルの撮像領域は、画像面内で最大RFコイル寸法の110 %を超えてはならない
・ピクセル帯域幅:100±3 Hz
・スライス厚:10 mm
信号加算は行ってよい
・渦状アーチファクト防止のため、試験器具を配置してから撮像開始までに、適切な時間(例えば、大きな試験器具の場合は15分)待つ
測定項目
次の三つの測定が必要である
①正方形の25ピクセルROI(5×5ピクセル)で最も強いゴースト部分でのゴースト信号レベル
②試験器具内の少なくとも25ピクセルのROI中の平均信号レベル
③読出し方向に試験器具及び全てのゴーストから十分に離れた、少なくとも25ピクセルのバックグラウンド領域でのノイズの標準偏差
・バックグラウンド領域に設定するROIはファントムに対して周波数エンコード方向の背景に設定する
評価項目
・ゴースト対信号比
・ゴースト対ノイズ比
・信号対ノイズ比
コメント