基礎分野

基礎分野

エコープラナー法 (Echo-Planar Imaging:EPI)

試:18-21参考HP①  参考PDF①・位相方向への位相誤差が蓄積しやすい・ブラーリングによるぼけが画像に現れる・ケミカルシフトアーチファクトは周波数方向に現れる・T2フィルタリング効果を生じる
基礎分野

磁場均一性

試:18-6参考HP①  参考HP②・静磁場強度の空間的な均一の程度・DSV(diametersphericalvolume)で表される→この値が小さいほど磁場均一性が高い→中心点と半径(cm)の球体表面上の磁場強度の誤差をppmで示す例)0.3ppm/60cmDSVの3.0Tマグネット→磁場中心から半径30cmの領域内での磁場強度差が0.0009mT以内である
基礎医学・解剖

頭部

頭部試18-30、18-35、18-39、17-5、17-30、16-6、16-38、15-2、15-33、13-8、12-40、10-32、6-39、5-24、5-39参考HP① 図 T2WIAx図 T2WICor 図 T2WISag ">Radiopaedia.org</a>より引用図 Sag図 Sag図 Ax・黒質 メラニン色素を持つ 赤核の側方に存在する・血液脳関門は脳室周囲器官(松果体、脳下垂体、最後野など)には存在しない・レンズ核の構成:被殻と淡蒼球・錐体路随意運動を支配する神経の主要経路経路↓「中心前回」→「内包後脚」→「中脳の大脳脚」→「錐体交叉」→「脊髄」・中枢神経系の構成:「脳」「脊髄」・脳幹の構成:「中脳」「橋」「延髄」・脳神経核:中脳(動眼、滑車)、橋(三叉,外転,顔面,内耳)、延髄(舌咽,迷走,副,舌下)・モンロー孔:側脳質と第3脳室の間にある・内耳道内部の神経束を構成するもの:「顔面神経」「蝸牛神経」「上前庭神経」・内耳では、前庭と三半規管が平衡感覚、蝸牛が聴力を分担している・基底核や視床は灰白質である大脳皮質・一次運動野は中心溝の前方に存在する・中心溝は前...
基礎分野

基礎用語

試18-12、17-17、16-16、16-46、15-8、14-1、14-2、13-1、13-3、12-2、10-9、9-9、9-19、8-1、7-1、7-3、7-4、7-9、7-15、6-15、6-16、5-2、5-6、5-9、1-31参考書籍:完全解説P60、P93、P106、P140、P343、P525 集中講習P86T1緩和・スピン-格子緩和とも呼ばれる・T1(スピン-格子緩和時間)  縦磁化が初期磁化の63.2%になる時間・T1値は磁場強度、TRの値が高くなるほど大きな値になる(正比例はしない)・分子の運動周波数が共鳴周波数に最も近い場合に最短のT1値になる・スピン系のエネルギーはT1緩和によって変化する・T1値≧T2値≧T2*値(純水のみ同じ)・脂肪のT1値<水のT1値・縦緩和速度≦横緩和速度T2緩和・スピン-スピン緩和とも呼ばれる・T2緩和の原因  双極子-双極子相互作用による局所磁場揺動・T2(スピン-スピン緩和時間)  横磁化が初期磁化の36.8%になる時間・T2値  分子の運動周波数が大きいほど長くなる  揺動のゆるやかな巨大生体分子ほど短い  共鳴周波数幅に反比...
基礎分野

核磁気共鳴 / 3T装置

核磁気共鳴試17-6、15-6、11-1、10-4、9-4、5-6、2-11、1-11参考書籍:完全解説P343、P95、P96、P85概要・陽子、中性子がともに同じかつ偶数であればすべてのスピンが対をつくるため磁性はもたない・核磁気共鳴現象を示す核種の例(過去出題分)核種スピン量子数核種スピン量子数1H1/225Mg5/22H127Al5/213C1/231P1/214N139K3/215N1/241K3/219F1/243Ca7/223Na3/2129Xe1/2上記以外は完全解説P17表1-1-1を参照・横緩和時間は共鳴周波数幅が広いほど短縮する・常磁性物質が持つ不対電子の磁気モーメントはプロトンの磁気モーメントの658倍・双極子間相互作用(DDI:dipole-dipoleinteraction)緩和の基本メカニズム水素原子核pが水素原子核qに及ぼすDDIの強さDDI∝μ2/r6μ:磁気モーメントr:2つの原子間距離ラーモアの式試18-7、14-1、9-19、5-5・歳差運動の共鳴周波数ff=(γ・B0)/2π ω=γ・B0γ:磁気回転比(核種に固有の値がある)B0:静磁場の強さ...
基礎分野

撮像条件

フリップ角試8-1参考書籍:完全解説P63フリップ角θ = γ・B1・tγ:磁気回転比B1:RFパルス強度γ・B1:RFパルスによる歳差運動の周波数t:RFパルスの照射時間FOV試16-13、7-14、7-30、9-9、5-9参考PDFFOV=BW/(γ×G)BW:受信バンド幅γ:磁気回転比G:傾斜磁場強度スライス厚試18-8、16-11、14-11、1-2、2-2参考書籍:完全解説P492~スライス厚Δz=BW/(γ×Gz)BW:送信バンド幅γ:磁気回転比Gz:スライス選択傾斜磁場強度送信バンド幅BWの励起RFパルスを照射すると、設定したBWの範囲内のプロトンが励起され共鳴する傾斜磁場(空間磁場勾配)試16-11、16-46、14-8、14-9、14-11、14-32、14-33、13-33、12-33、12-34、9-22、7-23参考書籍:完全解説P157,165,169,P474~489~・磁場勾配により位相差を生じる・位相エンコードステップの最大勾配磁場の強度は 位相差が±πを超えないように設定する・傾斜磁場は磁気モーメントの位相分散(dephasing)を伴う・読み取り傾斜...
基礎分野

k空間と画像構成/ 磁性

試18-12、18-13、17-16、16-12、16-10、15-11、14-10、10-3、5-3、4-10参考書籍:完全解説P175、P182,P190、P192,P196 撮像技術P28、77k空間と実空間・k空間は画像を構成する様々な空間周波数をもつ正余弦波のフーリエ係数を表す・エルミート対称(複素共役対称の性質)がある・k空間の座標軸は波数である・実信号は偶関数、虚信号は奇関数である・実空間とk空間は互いにフーリエ変換の関係にある・磁場勾配による位相変化は磁場勾配の強さに依存する・実空間のFOVが大きさとk空間の空間周波数成分の細かさ(Δk)は反比例する・k空間の大きさ(波数範囲)LOKと実空間のボクセルサイズは反比例する・k空間の中央に充填するエコーのTEを実効TEと呼ぶk空間の充填SE法、FSE法、GRE法EPI法・撮像時間が最速長方形マトリクス・位相エンコード間隔は等しい・位相エンコード数が少ない・マトリクスサイズは増大(空間分解能は低下)・撮像時間は短縮・SNRは上昇SENSEシーケンス・位相エンコードを間引いているため間隔が大きく、本数が少ない(位相方向のFOVは...
基礎分野

画質への影響

表面効果試5-40、8-36参考書籍:完全解説P352・石灰巣に高分子が捕捉されて、動きが制限されてT1が短縮し、T1WIで高信号を示す現象・石灰化の表面積が大きいほどT1短縮効果が大きい例)T1WIやPDWIで膝関節半月板の断裂面が高信号になる※「石灰巣」を「粘調な蛋白質溶液」に置き換えると「高分子水和効果」というMT効果試18-11、18-28、16-16、14-1参考書籍:完全解説P341、撮像技術P255・自由水の信号が受けた変化を通して高分子や高分子に結合した水の1Hを、間接的に観察する・MTパルスの使用により生じる・TOF-MRAによる抹消血管の描出能は向上する・Gd造影剤の造影効果を向上させる・磁化移動のこと・適当なオフセット周波数のRFパルスを照射したとき、飽和した水素原子核の磁化が、ゆるく結合する水分子中の水素原子核のスピン系に移動すること・コントラストの低下につながる・観察法としてオンレゾナンス法とオフレゾナンス法がある・On-resonance法でのMTパルスは横緩和時間の差を利用して結合水の磁化を飽和させる・高速SE法はSE法より影響が強い・高速SE法はオフレゾ...
基礎分野

SE法 / SSFSE法

SE法試18-18、14-17、11-13、10-20、8-14、6-14、5-18参考PDF概要・磁場の不均一に強い・SE法で撮像する画像の種類→ 「T2WI」「FLAIR」「プロトン密度強調画像」「T1WI」・180°パルスは縦磁化成分と横磁化成分を反転させる・CPMG法を用いたSE法→ 180°パルスが不正確でも偶数番エコーは正確なT2減衰を示す→ 一度に多数のTEの異なったスピンエコー信号が得られる・SE法の信号強度SISI∝ρ×(1-exp(-TR/T1))×exp(-TE/T2)  (ただしTR≫TEの場合)ρ:プロトン密度T1:縦緩和時間T2:横緩和時間TR:繰り返し時間TE:エコー時間シーケンスチャートTEはチャート内のTの2倍の時間180°パルスのみを取り除くとGRE法になる流速補正用勾配が付加されているAとBの面積は等しい3D高速SE法試18-18、8-14、6-14・再収束パルス角を小さくする→SARは低下SNRは低下画像コントラストは低下・再収束パルスを非選択的パルスに変更した場合、最短エコー間隔が短くなる・低いRFAではETLを長くするとT2緩和時間を遅らせる...
基礎分野

関節 / 脊椎

肩関節試18-2、15-1、15-35、14-44、12-38、11-46、10-29、9-29、8-39、7-16、6-4、5-35、4-3参考URL①  参考PDF①  参考HP①参考HP②     参考HP③・肩関節腱板の構成:「肩甲下筋腱」「棘上筋腱」「棘下筋腱」「小円筋腱」・肩甲下筋起始:肩甲骨の肩甲下窩  停止:上腕骨の小結節・棘上筋起始:棘上窩       停止:上腕骨の大結節・棘下筋起始:棘下窩       停止:上腕骨の大結節・小円筋起始:肩甲骨の後面    停止:上腕骨の大結節・最も断裂が生じやすい腱:「棘上筋腱」・棘上筋腱の観察:中間外旋位の脂肪抑制T2WIの斜冠状断面が観察しやすい・インピンジメント症候群:上腕骨頭と腱板が鳥口肩峰アーチに衝突することで生じる・Hill-Sachs病変 上腕骨側の圧迫骨折 骨髄浮腫を示す・Bankert病変 肩関節脱臼に伴う関節唇の損傷 反復性の肩関節脱臼の原因となる・SLAP病変 関節唇上部に見られる損傷 投球などの反復ストレスで生じる肘関節試18-2、15-1、14-44、7-16、6-4○肘部管症候群・原因:ガングリオンなど...
基礎分野

高速イメージング / IR法

高速イメージング試16-12、15-17、15-18、15-19、13-41、12-19、8-12、5-20、4-39参考書籍:完全解説P201,P203~、P212~、撮像技術P1001.パラレルイメージング概要・k空間を間引いて信号を取得・複数コイルの空間的な感度差を利用してk空間座標を埋める・位相方向の画像展開を行う・複数のコイルを間引く方向と平行に配置する・g因子はコイル感度分布に依存するSENSE法(sensitiveencoding)・k空間の外での画像上でのデータ操作(折り返しを戻す)によるParallelimaging・折り返しアーチファクトのある画像を再構成し、コイル感度分布の情報から折り返しを展開する・過程①事前にコイル感度分布を収集②k空間の位相エンコードラインを間引いて信号取得③フーリエ変換にて各コイルの折り返し画像が再構成される④各コイル感度分布の情報から折り返しを展開する・SENSE法のメリット①時間分解能が向上②撮像範囲の拡大③モーションアーチファクトの低減④EPIによる歪みの低減⑤sshT2WIのブラーリングの低減⑥SAR低減効果⑦撮像時間の短縮SMAS...
基礎分野

GRE法

試18-14、16-15、12-10、11-5、10-23、9-9、9-26、8-26、8-3、6-9、5-14参考書籍:完全解説P257.P323~326~、撮像技術P91、259、264、260概要・特徴:「TEが短い」「TRが短い」「撮像時間が短い」「任意のフリップ角度」「スライス厚の薄層化が可能」「磁化率差に鋭敏でT2強調画像が得られない(T2*強調画像になる)」SE法に比べて:「S/N比が小さい」「磁化率の影響と磁場の不均―性の影響を受けやすい」・180°パルスを使用しない→ TRの短縮により短時間撮像が可能→ SNR低下のためフリップ角を小さくして補償する→ 磁化率の影響を受ける→ T2WIではなくT2緩和と磁場の不均一の影響を合わせたT2*WIとなる  フローボイドは生じない・コントラストはFAにより変化するT1WIを撮像する際は,FA(flipangle)を90°よりも小さくするT2*WIを撮像する際は30°以下の小さいFAを用いる・GRE法で撮像する画像:「T2*」「MRA」「磁化率強調画像」・造影検査では、TEはinphaseもしくは脂肪抑制を併用する・信号強度はピ...
基礎分野

循環器系

心臓試17-32、12-37参考HP①血管走行試18-5、18-31、15-4、14-46、14-49、13-8、11-34、11-37、9-21、8-28、7-28、5-36参考HP① 参考HP② 参考HP③ 参考HP④ 参考HP⑤・Willis脳底動脈輪の構成血管:「前大脳動脈」「前交通動脈」「中大脳動脈」「後大脳動脈」「後交通動脈」・眼動脈は内頸動脈から分岐・右総頚動脈は腕頭動脈から分岐・外頸動脈は総頸動脈から分岐・右椎骨動脈は右鎖骨下動脈から分岐・左椎骨動脈は左鎖骨下動脈から分岐・後下小脳動脈(PICA)は椎骨動脈から分岐・前脈絡叢動脈は内頸動脈から分岐・前脊髄動脈は椎骨動脈から分岐主として脊髄の前2/3部に分布・外側レンズ核線条体動脈(LSA)は穿通枝である穿通枝:脳内主幹動脈から分岐した細い動脈・肺静脈は左心房に還流する・冠状静脈洞は右心房に開く・下副腎動脈は腎動脈から分岐・右腎動脈は左腎動脈に比べてやや長い・肝門部では,腹側から背側に向かって肝・肝動脈・門脈の順に並ぶ・上腸間膜動脈は膵臓の背側を通り,十二指腸水平部の前面を越えて下行する・外腸骨動脈は大腿動脈に移行する・大...
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